ブチルスコポラミンというお薬はご存じですか?
私たちの生活に身近なブチルスコポラミンが、販売中止となりさらに代替品ブスコパンも出荷調整になるという一連の流れが一時期世間を騒がせました。
その背景には実は、大手製薬会社を巻き込んだある出来事があったのです。
今回はその出来事とあわせ、ブチルスコポラミンの販売中止理由と、ブチルスコポラミンの代替品の出荷調整理由について詳しくみていきましょう。
ブチルスコポラミンは販売中止!理由を解説
どうしてブチルスコポラミンが販売中止といわれているのでしょうか。
調べてみると、考えられる大きな理由は、医薬品会社による異物混入事件があったためとされています。
2020年に福井県ジェネリック医薬品会社「小林化工」の真菌症治療薬に、睡眠導入剤の成分が混入されていたことが発覚し、世間を騒がせました。
また、人手不足によるずさんな製造ラインの現状などが次々と明らかになり、その後16品目の自主回収、過去最長となる業務停止命令を受けました。
さらにこの事件の一か月後、業界2位の大手「日医工」の主力の富山第一工場に対し、県が32日間の医薬品製造の停止、24日間の業務停止命令を下されたという製薬業界を揺るがす事件が起こったのです。
この二つの事件を受け、ブチルスコポラミンだけではなく、様々な治療薬が多大な影響を受けて出荷停止や、限定しての出荷の措置をとることになったのです。
そして、代替薬としてブスコパンが発表されました。
代替品ブスコパンが出荷調整しているのはなぜ?理由を解説
実はその代替薬であるブスコパンも、現在出荷調整されています。
小林化工の不祥事と、大手の日医工業務停止命令の影響を受け、厚生労働省は医薬品製造販売業の法令順守体制の強化、行政処分基準の見直しを図りました。
さらに都道府県での査察強化したことによって、全国各地の企業が業務停止命令や業務改善命令を受けたといいます。
そのために製造できなくなった薬は別の製薬会社が代替してつくるわけですが、当然キャパにも限界があります。
そうすると出荷制限をかけなくてはならなくなります。
それがブスコパンを含め様々な治療薬、ジェネリック薬の製造販売に多大な影響を及ぼしました。
さらに、新型コロナによる人手不足により製造ラインも安定せずといった現状もあり、出荷制限されているブスコパンは現在もまだ出荷調整しているかについて不明のようです。
ブチルスコポラミンの代替品・市販薬が買えるところは?
ブチルスコポラミンの代替品「ブスコパン」が買える場所は次の通りです。
ドラッグストア
ブチルスコポラミンの代替品「ブスコパン」が買えるドラッグストアはこちらです。
- マツモトキヨシ
- ココカラファイン
- ドラッグストアクリエイト
- ウエルシア
- スギドラッグ
- サンドラッグ
- ツルハ
ブスコパン、マツキヨとかに売ってるよ
— コ (@shake444) September 20, 2017
昔懐かしい感じの箱で売ってる
零売薬局
処方箋なしでもブスコパンが買える零売薬局があります。
グランド薬局上野店は、緊急で手に入れたい時に利用すると便利です。
- グランド薬局 上野店 〒110-0015 東京都台東区東上野2-11-6 植村ビル 水・日曜定休
病院
ブスコパンは病院で処方されている薬です。
筆者も突然の胃痛の際に処方してもらいましたよ。
amazon
Amazonでブスコパンは購入することができます。
ポイント還元、セールイベントを上手く利用するとお得です。
楽天
楽天で、ブスコパンを購入することができます。
11月のブラックフライデーや、楽天イーグルス感謝祭があるので要チェックです。
Yahooショッピング
Yahooショッピングでもブスコパンの取扱いはあります。
最大半額クーポンを利用するなど、またPayPay決済でお買い物するとかなり割引のチャンスです。
ブチルスコポラミン 人気はどれ?
急な胃痛や腹痛に備えておきたい!という人にはまとめ買いがおすすめです。
ブチルスコポラミンが販売中止の理由を調べている人がよく思う質問
ブチルスコポラミン注の販売中止理由は何ですか?
考えられる大きな理由は、医薬品会社による異物混入事件と大手ジェネリック企業の業務停止命令があったためとされています。
ブスコパンが出荷調整しているのはなぜですか
ブスコパンは医薬品会社の不祥事、業務停止命令の影響を受け、在庫のひっ迫、製造ラインの確保ができなくなったため、出荷に制限をかけたそうです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
混乱状態にある製薬業界で、この薬不足とされている状態が数年は続くという声が多く上がっているそうです。
薬の市場は複雑で、簡単に供給調整することはできないと言われています。
消費者が安心安全に薬を購入できるために、この状況が回復することを祈るばかりです。
私たち自身も薬への知識はしっかりと持ち、これからも正しく使用していきたいですね。
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